最新版【遠隔点呼】25要件その①            ~機器・システム要件~用意するものは?

2023.1.31

【2023/3/31国土交通省告示第二百六十六号 反映】

皆様こんにちは!
2023年度に入り、『遠隔点呼』若干リニューアルされましたが、IT点呼.comは引き続き元気に更新していきます。

はじめは、遠隔点呼25要件その①~機器・システム要件~です。

遠隔点呼が始まりもうすぐ1年が経ちますがその要件は複雑で、きちんと理解できていない方も多いかと思います。そんな遠隔点呼25要件を改めて、最新要件に照らし合わせて全3回に分けて説明していきたいと思います。

2023年4月1日より以前の遠隔点呼実施要項が廃止になり国土交通省告示第二百六十六号の中に統合されました。

第1回目は【機器・システム要件

国交省から提示されている25要件のうち、「遠隔点呼システム側」として求められている11種類の機能要件項目が下記になります。

          項目                      ざっくり解説
① 下記が映像と音声で明瞭に確認できること         
 ・A.運転者の顔、表情
 ・B.酒気帯びの有無
 ・C.疲労疾病等で安全運転ができない恐れの有無

モニターサイズは16インチ以上解像度1920×1080以上推奨
カメラ200万画素以上
推奨※↑以前までの「遠隔点呼の実施要項」に明記されていたインチ、解像度、画素数は今回の変更で推奨値明記がなくなりました。

②アルコール測定結果の自動保存と確認パソコン連動型で、アプリで管理するタイプの機種であれば概ね満たします。
③運転者と点呼執行者の生体認証「顔認証」を行うことが多いです。
「静脈認証」タイプも見かけます。
登録作業さえ済んでしまえば意外とかんたんです。(=意外と便利です)
④以下の情報共有機能
 1.日常の健康状態
 2.労働時間
 3.指導監督の記録
 4.運行に関する携行品
 5.運転者台帳
 6.過去の点呼記録
 7.車両の整備状況
遠隔点呼を受ける運転者の情報を、執行する側の営業所でも確認できるようにしておく必要があります。
「労働時間」は乗務前後の「点呼執行時間」が分かればそれで足りるようです。
クラウドタイプのシステムに記録をアップして、双方営業所からログインして共有できる状態にしておく方式が多いようです。東海電子のe点呼PROにはクラウド運転者台帳が付属しております。詳細はコチラ参照ください。
⑤運転者の健康情報管理遠隔点呼時に、体温測定や血圧測定を行いその結果を確認します。過去記録と比較ができると、より異常を発見しやすいです。
⑥車両の日常点検記録の確認運転者が遠隔点呼モニタ越しに、「日常点検票」を映して点呼執行者へ確認してもらいましょう。
⑦運行管理者の指示伝達「天候変化に注意してください」「スピードに注意してください」等、口頭以外でテキストでも指示事項が伝わる&指示事項が記録に残ると良いです。
⑧点呼結果の記録と共有クラウド型であれば概ね満たします。
⑨機器の故障履歴記録点呼システムメーカー側の仕様で備わっております。
⑩記録の改ざん防止        同上
⑪故障記録の出力        同上

なんだかたくさんあって分かりづらいですね…

でもご安心ください!
こちらの機器・システム要件を網羅している点呼システムのひとつが、東海電子製品のe点呼PROとアルコール検知器ALC-PRO2になります!

現状東海電子製品のe点呼PROとアルコール検知器を導入いただければ、皆様が主にご用意いただくのはパソコンとネット環境ぐらい!
※設備・環境要件にて別途『 監視カメラ 』も必要になります。
残りは東海電子製品を導入いただければ解決できます!

11要件すべてをまかなえるので安心ですね!

今回は第1回目として、機器・システム要件を解説させていただきました。
次回以降もこのような形で投稿していきたいと思います。

皆様楽しみに待っていてください(笑)
よろしくお願いいたします。

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