IT点呼「パトライト」いる?いらない?
2021.10.30
パトライトは、IT点呼の呼び出しが来ていることを音と光で通知します。
IT点呼のオプション品でよく見るパトライト。これは、IT点呼を執行する側(いわゆる「親拠点」「サーバー拠点」「運行管理者側」)に設置し、IT点呼の呼び出しが来た場合に、音とランプの点灯で運行管理者に知らせるためにあります。
点呼室が別室か、部屋が広大な場合に特に有効。
東海電子のIT点呼システムの場合ですが、特にパトライトがなくてもIT点呼の呼び出しがくれば「点呼を願いします、点呼をお願いします」とスピーカーから音声が流れて通知する機能が標準でついています。IT点呼ソフトが入っているパソコンが近くにあれば、特にパトライトがなくても運行管理者は呼び出しが来ていることに気がつくでしょう。それでは、パトライトはどんな場面で有効かというと…
IT点呼を執行する部屋と、運行管理者等が普段待機している部屋が別室または別階にある場合など、パソコンの近くにいない環境の場合に効果を発揮します。
コンセントがあって、LANケーブルが届く場所に設置。
ただし、パトライトにも設置できる場所に限りがあるため、これさえあれば万能的にIT点呼の呼び出しを通知できる、というものでもありません。
物理的に設置可能な環境は、
1)電源(コンセント)があるところ
2)IT点呼ソフトが入っているパソコンと同じネットワークに接続できるLANケーブルが届く範囲内
また電子機器であるため屋外で風雨に晒しておくわけにもいかないですし、パトライトそのものが転倒しないように安定した設置スペースが確保できることも条件になります。現状、無線接続は不可のためご注意ください。
※パトライトにも固定IPアドレスを割振り、IT点呼のネットワークに参加させる必要があります。
※TCPポート(10005)を通信に使用します。
パトライトの実際の動きですが、下記のTenkoPRO2紹介動画中にて、1分14秒あたりで一瞬だけ確認いただく事ができます。(YouTube)
しかしこちらは紹介動画の編集都合上ではありますが正直、パソコンとこの距離間で設置するパトライトは本来の価値を発揮していないです…